荷主UDトラックスは4日、アジアを中心とする新興国市場向けに開発したトラックの生産をタイで開始する、と発表した。
年内に発売する新型トラックで、アジアを中心とする新興国市場での商機拡大を狙う。新型トラックには幅広い車種を設定し、鉱山開発、建設現場、長距離輸送などに対応する。
タイ工場は現在、新型トラック用の生産設備を建設しており、完成すればUDとラックスとして海外発の完成車工場となる。タイ市場だけでなく、東南アジア向け輸出の生産拠点として機能させる。
バンコク東部サムット・プラカーンにある同工場は、ボルボグループのグローバル生産拠点のひとつで、新型トラックを生産するため、20億バーツを投じて2万平方メートルを拡張した。
敷地内には、最先端の組立ラインや新たなキャブ(運転台)生産設備、塗装ブースも完備している。年間生産能力は2万台。