ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

カワサキ、「売れない倉庫」を社長資産管理会社に売却

2013年7月17日 (水)

アパレル高級シェニール織タオル・雑貨メーカーのカワサキは16日、三重県伊賀市の倉庫を同社社長の資産管理会社に売却した。

同社は賃貸倉庫事業で、本店所在地の大阪府隣接府県外の物件について「建物の管理が困難」として売却処分する方針を打ち出しており、伊賀倉庫も2007年4月の取得当時から一部の賃貸にとどまっていた。

同倉庫では主要荷主が退去を申込み、さらに収益性の悪化が見込まれることとなった。この物件の売却先は「過去数年交渉を試みたものの、該当者が現れない」ことから、同社の議決権49.2%を保有するKWSが買い取ることにしたもの。

帳簿価額6億5200万円に対し、譲渡価額は3億1600万円となるため、譲渡損失3億3600万円を計上する。

■伊賀倉庫の概要
所在地:三重県伊賀市白樫字深谷2816番7
土地面積:2万7820.82平方メートル
建物面積:1万6096.37平方メートル