JVCケンウッド、車載データ活用へ合弁会社を設立

産業・一般JVCケンウッドは18日、ゼットエムピー（東京都文京区）と共同出資で、今月末までにモバイル通信による車載CANデータのプラットフォームを活用するテレマティクス事業会社を設立すると発表した。

ゼットエムピーが持つテレマティクス、自動運転技術とJVCケンウッドのカーエレクトロニクス事業の実績を融合し、「自動車をオープンなインターネット環境に接続することで多様なサービスを提供する」ための技術の確立と事業化を目指す。

具体的には、車載データをリアルタイムに集約し、自動車の状態と運転者の行動をインターネット上に蓄積し、ビッグデータの解析・モデル化を行う。

これにより、交通事故の低減、二酸化炭素排出量の削減、運転の快適性と楽しさといった付加価値の高いサービスを提供する。事業化に際して必要となる製品、サービスの開発、生産、販売機能は両社で分担する方針。