ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

NEC、ジクーデターシステムズの全事業を取得

2011年5月25日 (水)

ロジスティクス日本電気(NEC)は25日、ジクー・データシステムズ(東京都千代田区)からITSテレマティクスを含む全事業を譲り受けることで合意したと発表した。事業譲受日は7月1日。

 

ジクーは、GPSや電子地図などの位置・空間情報を扱うデータベース・プラットフォームの開発・提供を目的に、2002年に三菱商事の100%子会社として設立。商用車の安全運行管理のために日本で初めて開始した、ドライブレコーダー活用のテレマティクスサービス「くるみえ」やGIS(地理情報システム)ソリューションを大手のガス会社、製薬会社、運輸会社、官公庁などに提供している。

 

NECは、ジクーの事業を譲り受けることにより、ジクーの持つGIS技術や実績を最大限に活用し、車の安全性や利便性を高めるためのITSテレマティクス事業の強化・拡大を目指す。将来的には、商用車だけでなく一般車両向けの車載端末やクラウドサービスも視野に入れて技術開発を進める。さらに消防や防災、交通、衛星ビジネスなどの領域にもジクーの技術を活用していく。