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内航輸送動向10月、自動車輸送急減で回復傾向にブレーキ

2010年11月29日 (月)

ロジスティクス日本内航海運組合総連合会(内航総連)がまとめた、10月末時点の内航海運の輸送動向調査結果によると、前月までリーマンショック以前の90%程度まで回復していた貨物船の輸送量が、83%に急減していたことが分かった。

 

内航総連は急減要因として、自動車のエコカー補助金の打ち切りに伴う需要減少との関係を指摘した。

 

輸送主要品目の対前々年比率(10月実績)は、鉄鋼が72%、原料が81%、雑貨が76%、自動車が108%、セメントが78%となり、前月まで110%超の水準で推移していた自動車に急ブレーキがかかった格好。

 

タンカーの輸送量も、減少には歯止めがかかっているものの依然として輸送量の回復傾向が見られず、白油が89%、黒油が81%、ケミカルが106%、特タン船が84%となった。