M&A出光興産は25日、農薬メーカーのアグロカネショウに対して実施していたTOB(株式公開買い付け)が成立したと発表した。今後、同社はアグロカネショウの自己株式を除いた全株式を取得する手続きをとり、完全子会社化する。アグロカネショウは東証スタンダード市場に上場しているが、上場廃止となる。
同社によると、11月13日から24日までの買い付け期間で、発行済み株式の91.91%に当たる1113万5303株の応募があった。同社は応募のあった全株式を1株1900円で、12月30日に買い付ける。
出光は石油製品以外の事業を拡大するため、農薬製造のエス・ディー・エス バイオテックを子会社化するなどして農薬事業にも力を入れてきた。アグロカネショウの農薬は同社グループが扱うの商品と重複がないため、互いの事業を補完し、さらなる事業拡大が見込めると判断した。
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