バイオ医薬品物流市場は31年までに1803億米ドル超

調査・データPanorama Data Insights（東京都中央区）は9日、世界のバイオ医薬品ロジスティクス市場が2031年までに1803億米ドルに達するとの予測を発表した。新型コロナウイルス感染症のパンデミックを背景に同市場の拡大が加速しており、年平均成長率7.2％で成長を続けるとしている。

バイオ医薬品ロジスティクスは、医薬品やワクチン、医療機器などを最終消費者である患者に届けるための物流で、効率性よりも有効性の最適化が求められる。医療供給網の脆弱性が浮き彫りになったパンデミックを契機に、より効果的な物流戦略が必要とされ、同市場の成長を後押ししている。

市場の成長要因として、バイオテクノロジー製品の普及や、遺伝子治療の需要増加が挙げられる。また、各国政府がバイオ医薬品の研究開発に積極的に投資していることも、同市場の拡大を支えているという。

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LOGISTICS TODAY編集部
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