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世界の冷凍クーラー市場、29年には57.4億米ドルに

2025年1月10日 (金)

調査・データH&Iグローバルリサーチ(東京都中央区)8日、インドの調査会社マーケッツアンドマーケッツが調査・発行した「世界の冷凍冷蔵機市場(-2029年)」市場調査レポートの販売を開始したと発表した。

世界の冷凍冷蔵機市場は2024年に41億9000米ドルと評価され、2029年には57億4000米ドルに達し、予測期間中のCAGRは6.5%を記録すると予測されている。都市化の進展、冷却用冷媒の規制要件、オンライン食料品ショッピングの成長、効率的な保冷・輸送ソリューション、冷凍技術の成長により、環境に優しい冷媒への移行が市場成長に繋がるとした。

また、環境問題に対する規制が国際的に強化される傾向にあるため、産業界は二酸化炭素排出量を削減する必要があり、アンモニア冷媒が冷凍クーラー市場で成長が期待されている。アンモニア冷媒は優れた熱力学的特性、エネルギー効率といった環境上の利点があり、高効率、低エネルギー消費、産業用冷凍・冷蔵分野での大規模な応用が期待されている。

さらに、2023年にはポータブルモビリティセグメントがより大きな市場シェアを占めた。ポータブル冷凍クーラーはどこにでも持ち運びができ、さまざまな用途で利便性と高まる需要を満たすことができるため、大きな可能性を秘めている。屋台やフードトラックの増加により、持ち運びが可能で、さまざまな場所に簡単に設置できる効率的でコンパクトな冷蔵ソリューションの需要が引き続き高まると見られている。

特にアジア太平洋地域は、環境規制や持続可能な慣行に対する意識の高まりにより、エネルギー効率の高い冷凍技術の採用が増加しているという。

同レポートには、これらの情報のほか冷凍クーラーの世界市場規模、市場動向、市場予測、関連企業情報などが含まれる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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