ロジスティクス物流向けDX支援ソフトやシステムを開発するknewit(ニューイット、東京都千代田区)は14日、同社の納入業務DX SaaS「ニューイットカルテ」を使って、運送ドライバーへの作業手順書を改善した液体化学品輸送のちゅうえき(名古屋市港区)の導入事例をホームページで公開したと発表した。輸送先によって異なる作業手順書を簡単に作成し、手順内容もスマホやタブレットですぐに確認できるようになった。
同社が開発したニューイットカルテは、荷物の運送や保管などの手順をクラウド上で作成したり管理したりできるツールで、伝票や台帳など紙に記入しなくても物流の流れを管理でき、輸送状況もリアルタイムで把握できる。また、トラブルの発生個所や件数などもすぐに集計でき、原因の特定や手順の改善にも役立てられる。
ちゅうえきは石油製品や化学品、医薬品など液体輸送に特化した運送会社で、全国4拠点で100台規模のトラックを運用している。
取り扱いが難しい液体・化学品などは、輸送や荷役作業時に把握しておくべき情報や作業手順が多く、作業手順書の作成や更新に多くの時間を費やしていたのが課題だった。また、運送前の作業確認は必須で、情報内容の更新と共有にも手間がかかっていた。このため、既存のマニュアルソフトの導入を検討したが、液体輸送特有の情報に対応できる製品が見つからず、改善に着手できずにいた。
しかし、ニューイットカルテの「納入カルテ」機能は、アンケート形式のUIに回答していくだけで、手順書を数分で作成でき、スマホやタブレットで簡単に内容を共有できる。これによって、口頭での運行指示や確認が不要となり、すべて納入カルテ上で可能となった。これによって、運行管理者やドライバーの労務の負担も軽減した。
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