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ヤマト財団、助成先のJA東西しらかわで西部倉庫完成

2013年8月2日 (金)
完成した西部共同農業倉庫

完成した西部共同農業倉庫

ロジスティクスヤマト福祉財団(東京都中央区)は1日、「東日本大震災生活・産業基盤復興再生募金」の助成先「東西しらかわ農業協同組合」(福島県白河市)が「JA東西しらかわ矢吹中央支店、西部営農センター施設、西部共同農業倉庫」を竣工したと発表した。

同財団は、最大激震地となった福島県内陸部の農業の復興再生を支援するため、国の助成対象となっていない農協の農業倉庫の建設費用2億7000万円を2012年2月に助成した。

1棟目の東部共同農業倉庫(塙町)が同年9月19日に竣工したのに続き、2棟目の西部共同農業倉庫(矢吹町)、矢吹中央支店(事務所、農産物直売所などの複合施設)が竣工の運びとなった。東武共同農業倉庫は、標準収容量2万2000俵の倉庫が秋には新米で満杯となっていた。

同農協では、東日本大震災の激震で全5か所の農業倉庫が損壊し、復旧、復興を目指して5か所に分散していた農業倉庫を東西の2か所に再編。米の低温管理が可能な農業倉庫を新設するとともに、集約で地域農産物の物流合理化を進め、常温管理しかできなかった以前の石蔵倉庫に比べ、品質向上を図る。

■新施設の概要
<低温農業倉庫>
建物面積:1216.29m²
建築面積:1304.83m²
米の標準収容量:2万8000俵

<矢吹中央支店>
建築面積:916.54m²
設備:直売所、購買店舗、物品倉庫3施設