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UDトラックス、中型トラック210台をリコール、エンジン始動できなくなるおそれ

2013年8月6日 (火)

行政・団体UDトラックスは6日、中型トラック「コンドル」210台を対象としたリコールを国土交通省に届け出た。最悪の場合、エンジンの始動ができなくなるおそれがある。

国交省の発表によると、コンドルの電気装置(スタータケーブル)を固定するための結束バンド取付作業が不適切なため、スタータケーブルとUDPC(ディーゼル微粒子除去装置)の排気温度センサー部のマフラーカバーの隙間が少なくなるものがあった。

そのままの状態で使用を続けると、ケーブルの外装コルゲートチューブがマフラーカバーと干渉することで溶損し、最悪の場合、スタータケーブルの被覆が溶損し短絡するため、エンジンを始動できなくなるおそれがあるという。

対象車両は2011年8月2日からことし3月8日までに製造した210台で、同社は対象の全車両でスタータケーブルの結束バンド位置を点検し、不適切な場合には正規位置に修正するとともに、マフラーカバーとの隙間を確保するための結束バンドを追加する。

また、コルゲートチューブに溶損がある場合は、新品のコルゲートチューブで修理し、スタータケーブルの被覆に溶損がある場合には、新品ケーブルと交換する。