財務・人事兵機海運(神戸市中央区)が1月31日に発表した2025年3月期第3四半期決算(連結)によると、通期業績予想について営業利益が前回予想比1000万円増の5億7000円、最終利益が2000万円増の4億4000万円へと上方修正した。売上高は140億円と据え置いた。
外航事業において、建機類の輸送が好調であったことから営業利益は増加。また純利益については受取配当金が増加し増加を見込んだ。
今期は累計で売上高が105億1000万円、営業利益が6億2000万円、純利益が4億8200万円だった。
海運事業において、内航事業は主要貨物である鋼材輸送において一部メーカーの施設改修に伴う出荷休止の影響もあり輸送量が減少したものの、台船によるプラント輸送や自社の艀を効率的に運航できる飼料・油糧の輸送案件が堅調に推移。またコストの上昇を受け主要荷主に対し運賃改定を行った。外航事業では前期に所有船舶を売却したことにより船舶の維持管理コストがなくなり収支が改善した。
港運事業では中国経済の停滞により中国発着貨物の取扱は減少したものの、輸入では食品類や雑貨類、輸出では化学品や素材関連の取扱が順調に推移し通関件数は前年度並み。一方、管理経費の増加が利益の縮小要因となった。
倉庫事業ではISOタンクコンテナの保管収入が伸長。一方、普通品倉庫では、作業収入・保管収入とも前年度並みの推移に留まり、設備機材の償却負担増や労務費の上昇が利益を押し下げた。
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