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GLP、中国で物流施設面積36%増加、1560万m2に

2013年8月16日 (金)

ロジスティクスグローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)は15日、同社の中国のポートフォリオが総延床面積1560万平方メートルと、前年に比べて36%増加したことを発表した。

中国で安定稼働している同社施設の稼働率は、6月末時点で88%、8月14日時点では90%まで上昇した。国内消費に特化したポートフォリオに限定すると、8月14日時点で95%となっている。

同社は中国で保有土地の拡大戦略を継続しており、4-6月期には延床面積57万6000平方メートルを取得。これにより、同社の予約契約済用地は1190万平方メートルへと前年比で31%増加した。

また、4-6月期中に中国で73万3000平方メートル(前年同期比56%増)の新規開発に着手。2014年度のグループ新規開発目標値として掲げている250万平方メートルの29%を占める。

日本の稼働率は99%と高い水準を維持しており、再契約率も81%をキープ。期中に首都圏で9万5000平方メートルの大型施設「GLP三郷3」を竣工した。同施設に対する需要は高く、既に稼働率は65%に達しており、事前計画を上回っている。

国内で期中に拡大した賃貸面積は14万5000平方メートルで、「サプライチェーンの近代化を図ろうとしている企業、特に3PL企業からの需要」が高くなっているという。

首都圏ではGLP三郷3のうち、4万8000平方メートルを複数の3PL企業に賃貸しており、すべて国内消費向けとなっている。また、福岡県では1万3000平方メートルを成長中の3PL企業「シーエル」に賃貸した。

このほか、ブラジルでは「GLPカンピーナス」「GLPグラバタイ」で、総延床面積5万4000平方メートルの開発に着手。サンパウロの「GLPグアルーリョス」では、総延床面積9400平方メートルの2棟目の施設が竣工した。GLPグアルーリョスは、全17棟を建設する計画となっている。

ブラジルでの稼働率は98%と高水準を維持、特にGLPブラジル・インカム・パートナーズ1の安定稼働中施設の加重平均賃貸借期間は8年と長期で稼働率も100%となっている。