サービス・商品デンマークの海運大手APモラー・マースク(マースク)は10日、紅海情勢の不安定化に対応し、アフリカ南端の喜望峰経由の海運ネットワークを強化すると発表した。新たなネットワークは2024年12月から予約受付を開始している。同社は1月15日のイスラエル・ハマス停戦合意後も、紅海およびバブ・エル・マンデブ海峡での商船への安全リスクが継続していると判断し、乗組員と貨物の安全確保のため、当面は喜望峰経由での運航を継続する方針を示した。
2月からは大西洋横断サービスを拡充し、北欧から米国東部への3航路を第7週から開始する。さらに3月第1週には、トルコと東地中海から米国東海岸を直接結ぶ新航路も導入予定だ。この新ネットワークにより、インド、中東、東アフリカ、北米の各地域のニーズに対応する。
同社の2024年12月の定時運航率は53.8%まで低下したものの、海運各社の中では最も高い60.4%の定時運航率を維持している。新ネットワークの完全稼働後は90%以上の定時運航率達成を目標に掲げ、安定した物流サービスの提供を目指している。
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