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TOYO TIRE、中国子会社の株式を譲渡

2025年2月14日 (金)

M&ATOYO TIRE(トーヨータイヤ)は14日、中国のタイヤ生産子会社、TOYO TIRE ZHANGJIAGANG(張家港)(TTZ、江蘇省張家港市)の株式の持分86%を、投資コンサルタント会社のLiaoning(遼寧)Hengdasheng Investment(LHI、遼寧省瀋陽市)へ譲渡すると発表した。

同社によると、TTZは、中国市場での乗用車・ライトトラック用タイヤの製造・販売を目的に2010年に設立され、主に中国国内やアジア地域向けのタイヤ生産を担ってきた。

しかし、中国市場では自動車用タイヤとしてのブランドや商品の認知が進まず、現地生産のメリットを生かせない状況が続いていた。売上高も24年12月期には2億300万元(42億5600万円)と前期に比べ1億元(21億円)の減収となり、経常利益も300万元(6300万円)の赤字となっていた。

このため、同社では中国事業のあり方を見直し、中国での生産体制を見直すことにした。

今後2月末にLHIと株式の譲渡契約を結び、6月末に譲渡する。譲渡価格については公開していない。

LHIとは23年からタイヤ販売で提携関係にあるといい、今後はLHI社に経営権を譲渡し、オペレーション上の必要なサポートを行っていくという。TTZで生産・販売していたアジア地域向けのタイヤについては、今後、日本やマレーシアから供給していく。

同社では「経営資源の配分最適化を推進するとともに、グローバルでの最適な供給体制の構築を図り、北米市場をはじめ、さらに成長が期待できる市場で、引き続き柔軟、スピーディーな事業展開を目指す」などとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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