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2024年航空貨物輸送需要、前年比11.3%増、IATA

2025年2月18日 (火)

調査・データIATA(国際航空運送協会)は29日、昨年1年間の世界の航空貨物(国内・国際)の需要は前年比11.3%増で、国際貨物では12.2%増となったとする集計を公表した。2021年の記録的な輸送需要を上回る量だった。

発表によると通年の輸送能力は、有効貨物トンキロメートル(ACTK)で測定すると、2023年と比較して7.4%の増、国際運航では9.6%の増加だった。

昨年12月も好調で、世界の需要は前年同月比で6.1%増、国際便は7.0%増だった。貨物収益は同6.6%の増だった。

年間の航空貨物需要を地域別に見ると、アジア太平洋が前年比14.5%増と最も伸び、次いで中東の同13.0%増、ラテンアメリカの同12.6%増が続いた。北米は同6.6%の増にとどまった。

昨年12月の航空貨物需要は、ラテンアメリカが前年同月比10.9%で最も伸びた。次いでアジア太平洋の同8.4%増で、北米の同5.3%増が続いた。アフリカは同0.9%減となった。

貿易路線は17か月連続で大きな伸びを見せており、昨年12月には前年比7%増を記録した。海上輸送の容量制限が続く中、航空会社は米国と欧州でのEC(電子商取引)の需要増加の恩恵を受けている。

路線別では、欧州-アジア間が前年比10.3%増で22か月連続の成長、中東アジアが7.6%増で19か月連続の成長となっている。

2025年の見通しについて、IATAは成長率が5.8%に緩やかになると予測している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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