イッツコム、家庭用蓄電池レンタルを開始

荷主イッツ・コミュニケーションズ（東京都世田谷区）とONEエネルギー（東京都港区）は8月30日、ONEエネルギーが手がける家庭用蓄電システムのレンタルサービスの販売で業務提携したと発表した。

9月1日からイッツコムの営業ネットワークを活用し、東急線沿線を中心とした一戸建てに住むイッツコム会員に対して取り扱いを開始し、蓄電池の普及を図る。イッツコムは、蓄電システムのレンタルサービスを取り扱う初の通信事業者となる。

ONEエネルギーのエネルギーサービス事業は、蓄電池と最適な電力使用方法を誘導するアプリケーションをクラウドデータ連携で組み合わせ、システム一式をレンタルで提供するもの。

6月のサービス開始以降、これまでに1000件の申し込みがあり、先行導入したモニター家庭では、前年同月の電気利用料金と比べて月額3000円から6000円程度の削減効果が得られたという。

サービスのレンタル料金は、基本月額4900円（税別）で、東京都内に設置する場合は都制定の補助金受給対象となるため、月額2900円で利用できる。設置に伴う初期費用や維持費用は不要。

また、電力の見える化や節電意識を向上させるアプリケーション、蓄電容量が保証性能を下回った場合の交換保証、クラウド上で蓄電システムを遠隔監視する保守点検——を付帯サービスとして利用できる。

さらに、イッツコムがことし1月に販売を開始した太陽光発電システムと組み合わせるパッケージプランも用意する。