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Nexa Ware、倉庫自動化パッケージを販売

2025年2月20日 (木)

▲複数のAGVで自動搬送を行う「T-Carry system」(出所:椿本チエイン)

サービス・商品椿本チエインとKDDIが共同出資するNexa Ware(ネクサウェア、東京都千代田区)は20日、複数のマテハン機器・ロボットを組み合わせた物流倉庫の自動化・効率化パッケージ「Nexa Warehouse-Smart Pack」を開発、同日から販売を開始したと発表した。

Nexa Wareは物流倉庫のDX推進を目指し、両社が共同出資で昨年4月に設立。自動化システムの構築からコンサルティング、運用保守までをワンストップで提供している。

発売したNexa Warehouse-Smart Packは、物流工程の特性に合わせて、マテハン機器やロボットを組み合わせてパッケージ化し、標準仕様の「モデル」として販売。今回は「BtoCパッケージ AGVピッキングモデル」と「BtoBパッケージ AGVアソートモデル」2つのモデルを設定した。今後、モデルの拡充を図り、幅広い現場に対応していく。

BtoCパッケージ AGVピッキングモデルは、無人搬送車(AGV)でピッキングケースの搬送を自動化し、タブレット端末からピッキング指示を行えるようして、担当者に「歩かせない」「待たせない」「持たせない」「考えさせない」ピッキングを実現する。

これによって、作業者の身体的負担を軽減するほか、ピッキング作業のみに集中できるため、生産性が向上する。また、ピッキング個所をデジタルで確認できるため、作業のスピードがアップし、ミスも軽減できる。

BtoBパッケージ AGVアソートモデルは、AGVで次工程への商品供給を自動化するシステムで、シームレスな仕分け作業が可能になる。従来の仕分け装置に比べ、スペースが狭くても大量間口を設置でき、自動仕分け設備では対応が難しい割れ物など繊細な商品も取扱うことができる。

また、AGVで商品が自動供給されるため、作業者は定位置で仕分けることができ、身体的負担も軽減される。多くの仕分け先の商品を一度に集められるため、トータルピッキング効率も向上する。

いずれも、運用に合わせてAGVの台数や作業スペースの数を変更したり、オプションを追加したりしてカスタマイズできる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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