環境・CSR日立製作所は23日、エレベーター用の永久磁石モーター巻上機のリサイクル網を構築し、同月から運用を開始したと発表した。

▲回収された永久磁石モーター巻上機の外観(出所:日立製作所)
対象となるのは1999年以降に製造された機械室レスエレベーターに搭載された永久磁石モーター。日立ビルシステムがリニューアル工事で回収し、茨城県の水戸事業所に設置した専用職場で分解する。日和サービスが減磁処理や固定剤除去などを施し、レアアース磁石や銅線、鉄部材を再資源化する。初年度のリサイクル量はモーター総重量で年間80トンを見込み、将来的には年間650トンへの拡大を想定する。
トラックの戻り便を活用して回収物流を効率化するなど、輸送負荷の軽減にも配慮した。今後は同様の技術をほかの産業用モーターにも展開する方針。再資源化が難しかった大型モーターに対し、日立グループ内の技術と物流網を組み合わせることで、物流と資源循環の両立を図る。
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