日本郵便、トナミHD買収へTOB

M&A日本郵便は26日、トナミホールディングス（HD）の株式を公開買付け（TOB）により取得し、完全子会社化する方針を発表した。TOBは日本郵便の100％子会社であるJWT（東京都千代田区）を通じて実施され、取得総額は926億円。買付価格は1株当たり1万200円。

トナミHDは東証プライム市場を非上場化したあとも創業家代表と経営陣が引き続き経営を担う予定。物流業界での人材不足や環境負荷の低減、高品質な物流サービスの提供が求められるなか、日本郵便との協業による競争力強化を図る。

TOBの期間は27日から4月10日までの30営業日で、最低取得株数は603万6500株と設定。買い付けが成立すれば、日本郵便はトナミHDの議決権を99.97％取得する。また、将来的にはJWTの商号を「JPトナミグループ」に変更し、吸収合併を行う方針も示された。

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LOGISTICS TODAY編集部
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