
(出所:パナソニックコネクト)
サービス・商品パナソニックコネクトは26日、倉庫業務の標準化と人員計画の最適化を実現するSaaS型業務アプリケーション、「CYTIS Shift(サイティス シフト)for Logistics」を開発し、花王のロジスティクスセンター全44拠点に導入したと発表した。最適な人員配置やシフトを自動作成するソフトで、業務量の標準化で効率的な倉庫運営が可能になる。
CYTIS Shift for Logisticsは、業務のピークを分散化し、業務の平準化を図るAI(数理最適化)を搭載しており、入出荷物量の予測データや業務の生産性、順序性、作業の最大・最小人数の制限といった業務上の制約、従業員の多様な勤務条件を考慮して、最適な人員配置やシフトを自動作成する。
花王では、ベテラン社員に頼ることなく効率的に現場運営できるインフラを構築するため、倉庫の運営の安定化を進めていた。
パナソニックコネクトでは、実作業とのギャップの原因を特定して改善を繰り返し実行するインダストリアル・エンジニアリング(IE)を強みとしており、CYTIS Shift for Logisticsの導入にあたっては、作業の種類や内容を明確に定義して可視化し、倉庫業務の標準化の実現をサポートした。これによって、シフト作成時間の短縮だけでなく、倉庫業務の効率化が図られ、人件費なども削減できる見込みとなっている。
今後は、ロジスティクスセンター全44拠点で蓄積されたデータを分析し、データに基づく人員・雇用計画の立案精度の向上とさらなる現場業務の負荷軽減を目指す。
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