環境・CSR厚生労働省は2月28日、職場における熱中症予防対策を強化するため、5月から9月まで「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」を実施すると発表した。建設業や製造業など、熱中症のリスクが高い業種を中心に、適切な予防措置の実施を呼びかける。
同キャンペーンでは、労働災害防止団体と連携し、熱中症予防に関する周知・啓発活動を展開する。具体的には、暑さ指数(WBGT)の把握とその値に応じた適切な予防対策の徹底、熱中症の疑いがある労働者を早期に発見し、迅速な身体冷却や医療機関への搬送体制の整備を求める。また、糖尿病や高血圧症などの疾患を持つ労働者に対しては、医師の意見を踏まえた特別な配慮を行うことを推奨する。
2024年の速報値によると、職場での熱中症による死傷者は1195人にのぼり、そのうち30人が死亡している。死傷者の4割は建設業と製造業で発生し、死亡者数では建設業が最も多く、製造業と運送業が続いた。
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