
▲アリソン4440搭載 大型トラック「日野プロフィアFS」6X4(出所:アリソンジャパン)
サービス・商品アリソンジャパン(東京都港区)は6日、大型トラック「日野プロフィアFS」をベースとした6X4除雪車に、トルクコンバーター付き6速フルオートマチックトランスミッション「アリソン4440」を標準搭載すると発表した。
除雪作業は通常、運転オペレーターと除雪機器操作の助手の2名体制が基本となる。しかし、オペレーターの高齢化や担い手不足が深刻化するなか、深夜や早朝の作業時間帯も相まって人材確保が困難になっている。アリソン4440の搭載により、ギアチェンジが不要となり、1名で運転とスノウプラウ操作、凍結防止剤散布の同時作業が可能になる。
アリソンのフルオートマチックトランスミッションは、トルクコンバーターによる発進時のトルク増幅で、雪路や泥濘地でもパワフルな発進を実現する。また、Continuous Power Technologyにより、トルク抜けのないスムーズな変速を可能にする。これにより、積雪時の作業負荷によるエンジン停止やクラッチ摩耗のリスクを大幅に低減できる。
日野自動車の三枝慶一係長は「アリソンATの標準搭載で、オペレーターの負担軽減と省人化を通じ、持続可能な除雪体制の維持に貢献できる」と期待を示した。2026年4月に中型トラックAT限定免許、27年4月には大型トラックAT限定免許の導入が予定されており、人材不足対策としての効果に期待がかかる。
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