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大型試作ドローンの飛行実験成功、金沢工大

2025年3月13日 (木)

▲飛行実験験(出所:金沢工業大学)

調査・データ金沢工業大学(石川県野々市市)は12日、同大学航空システム工学科の赤坂剛史研究室が、大型試作ドローンの飛行実験に成功したと発表した。

実験は6日、手取川河川敷の白山ラジコンクラブ飛行場で実施され、50キロ超の積載物を搭載した状態での飛行に成功。これにより、山間部や被災地向けの物資輸送用ドローンの開発が大きく前進した。

同研究室が開発を進めるこの大型ドローンは、最大積載量50キロ、飛行距離50キロ超のVTOL型有翼電動ドローン。今回の試作機は翼なしのモデルで、全長2.5メートル、奥行き1.5メートル、機体重量90キロ、プロペラ8基を搭載。バッテリー8個を装備し、50キロ超の重りを積載した状態での浮上・ホバリングに成功した。試験の結果、大型機特有の振動問題が発生しないことも確認され、安定した飛行性能が実証された。

同研究室では、2024年の能登半島地震で発生した物資輸送の課題に対応するため大型ドローンの開発を進めており、固定翼を搭載した次世代試作機の開発が進行中で、特許出願も行われている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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