国際HHLA(ドイツ)は12日、同社が運営するコンテナターミナル・アルテンヴェルダー(CTA)で5Gネットワークを導入し、デジタル試験場として活用するプロジェクトを開始すると発表した。この取り組みは、ドイツ連邦デジタル・運輸省(BMDV)の「DigiTest」イニシアチブの一環として、物流プロセスの効率向上を目的に資金援助を受けている。
このプロジェクトは「PROCON-5G」と名付けられ、CTA内にプライベート5Gモバイルネットワークを構築する。新たな通信インフラは、高い運用性能と信頼性を備え、港湾物流におけるデータ伝送のリアルタイム化を可能にする。これにより、ターミナルのデジタル化されたプロセスがさらに最適化されるとともに、プロバイダーに依存しない通信ネットワークの構築によって、通信の耐障害性も強化される。
プロジェクトは2026年半ばまでに完了する予定で、ネットワークは今後数か月で段階的に構築され、その後、さまざまな用途の試験が行われる。例えば、設備の自動化や移動式メンテナンスの支援などが試験される予定で、得られた知見はCTAの発展だけでなく、港湾物流分野のほかの企業にも提供される。
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