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三菱ふそう、自動運転支援が進化した新モデル発表

2025年3月25日 (火)

サービス・商品三菱ふそうトラック・バス(川崎市中原区)は25日、高速道路走行中の車線変更時に衝突回避をサポートする先進安全機能を新規搭載し、運転自動化レベル2の高度運転支援機能が「アクティブ・ドライブ・アシスト3」に進化した大型トラック「スーパーグレート」の新モデルを発表した。

新型スーパーグレートは、長年の技術開発の集大成として、従来の運転支援システムをさらに一歩進化させた最新鋭の「アクティブ・ドライブ・アシスト3」システムを搭載している。このシステムの特徴的な機能として、時速60キロ以上での高速走行時の車線変更の際に、車両の左右に並走する他車両をミリ波レーダーによって高精度に検知する。衝突の危険性を事前に察知した場合には、ステアリングを電子制御によって自動的に制御し、事故を未然に防止する。

今回の新型モデルの特徴として、最新開発の新型エンジン「6R20」を搭載したショートキャブモデルも新たにラインアップに加えることを発表した。このモデルは、従来型と比較して車両の全長を抑えながらも、荷台スペースを効率的に確保することで積載効率を大幅に向上させている。さらに、エンジンの燃焼効率を最適化する新技術の採用により、燃費性能も従来モデルから15%以上の向上を実現した。特にパレット輸送での活用を想定して開発した。限られたスペースでの取り回しの良さと優れた経済性を兼ね備えた。深刻なドライバー不足に直面する物流業界における効率化のニーズに応える製品だ。

三菱ふそうは今後、完全自動運転となるレベル4の実用化に向けた開発をさらに加速する方針を表明している。同社の技術開発ロードマップによれば、2025年までに高度な自動運転システムの基盤技術を確立し、その後の実証実験を経て、市場への導入を段階的に進める計画だ。

▲スーパーグレートのイメージ(出所:三菱ふそうトラック・バス)

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LOGISTICS TODAY編集部
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