三菱ふそう、大型トラックにレベル2自動運転機能

サービス・商品三菱ふそうトラック・バスは20日、メルセデス・ベンツブランドの大型トラック「アクトロス」に搭載される「レベル2」（部分運転自動化）の機能を、2019年から三菱ふそうの大型トラック「スーパーグレート」に搭載し、販売開始すると発表した。

レベル2の自動運転システムは、ブレーキ、アクセル、ステアリングを個別に制御する。特定の速度でのみ作動するシステムとは異なり、搭載される「アクティブ・ドライブ・アシスト」機能は運転を部分的に自動制御する。また新たな要素として、衝突被害軽減ブレーキ「アクティブ・ブレーキ・アシスト5」のほか、レーダーとカメラから得られる情報を融合し、あらゆる速度で縦方向と横方向の動きを制御する機能が加わった。

アクティブ・ドライブ・アシストは、三菱ふそうの実績ある定速走行・車間距離制御装置をもとに構築されており、ストップ＆ゴー制御機能や車線維持アシスト機能を備える。このシステムにより、ドライバーの負担を大幅に軽減し、安全性が高まった。

アクティブ・ブレーキ・アシスト5は、前方車を含む障害物への衝突の危険が迫った時に必要に応じて急ブレーキを自動的に作動し、ドライバーを支援するシステム。新要素としてレーダーやカメラシステムと連携するようになった。これにより、車両前方の空間をより正確に監視し、路上の歩行者への対応精度が向上した。