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ゼネテック、3D技術活用で倉庫運営DX推進

2025年3月28日 (金)

ロジスティクスゼネテックは28日、総合物流企業ロジスティード(東京都中央区)と協業し、3Dシミュレーションソフト「FlexSim」を活用した物流倉庫向けのエンジニアリングソリューションの提供を開始すると発表した。倉庫運営における要件定義から現状再現、改善施策の立案までを一括で支援するもので、物流現場のDX推進を後押しする。

▲「FlexSim」の3Dシミュレーション画面(クリックで拡大、出所:ゼネテック)

背景には、2024年4月以降に順次施行されている「働き方改革関連法」や慢性的な人手不足など、物流業界が直面する構造的課題がある。法規制の強化により、ドライバーの荷待ち時間の短縮や積載率の向上、需要変動に対応したタスク管理などが求められており、従来の経験則に頼る現場運営の限界が指摘されていた。ゼネテックの「FlexSim」は、米国で開発され、世界81カ国6万ライセンスの導入実績を持つ3Dシミュレーションソフトで、設備や人の動きを3D空間で再現し、改善施策の効果を定量的に検証できる点が特長だ。

同ソリューションは、ロジスティードの物流コンサルティングとFlexSimの機能を融合させたもの。倉庫のレイアウトや物量、人員配置といった情報をもとにシミュレーションを行い、現場のボトルネックを可視化する。さらに、物流拠点の配置や配送ルートの最適化、設備投資の判断にも活用でき、省人化やコスト削減、CO2排出量の低減にも貢献する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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