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A*QUANTUM、量子技術で配送ルート作成時間削減

2025年6月13日 (金)

サービス・商品エー・スター・クォンタム(東京都港区)は12日、伊藤忠テクノソリューションズ(港区)、TriValue(さいたま市見沼区)と共同で、量子コンピューティングと数理最適化を活用した配送ルート作成サービス「OptyLiner」(オプティライナー)を開発したと発表した。実証実験では、従来3時間かかっていた配送計画の作成を10分以内に短縮し、車両台数を10台から9台に削減する効果を確認した。

同実証は2025年4月2日-5日にかけて、TriValueのさいたまセンターで実施され、宅配92件、車両10台を対象にOptyLinerの性能を検証した。同サービスは、積載量や労働時間など複数条件を考慮し、移動距離やCO2排出量を最小化する配送ルートを高速で算出する。従来数分-20分を要していた計算を5秒で完了し、繰り返しのシミュレーションを容易にした。

3社は今後、共同配送時の管理機能や需要予測機能の追加など、物流業界における配送計画の高度化と効率化に向けたサービス拡充を進める。

▲OptyLinerの画面(クリックで拡大、出所:エー・スター・クォンタム)

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LOGISTICS TODAY編集部
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