ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

4月の食品値上げ4225品目、TDB調査

2025年3月31日 (月)

調査・データ帝国データバンク(TDB、東京都港区)は3月31日、ことし4月に予定される食品の値上げ品目数が4225品目に達すると発表した。これは2023年10月以来1年6か月ぶりの高水準であり、単月としては4か月連続で前年を上回る。調味料や酒類・飲料、加工食品を中心に値上げが広がっており、物流費や人件費の上昇が要因として影響を強めている。

分野別では、「調味料」が2034品目で最も多く、「酒類・飲料」は1222品目に上った。缶ビールや缶チューハイ、コーヒー飲料の値上げにより、同分野は6か月ぶりに1000品目を超えた。「加工食品」は659品目で、ハムや冷凍食品が中心となった。また、食用油などの原材料分野でも33品目が対象となり、日常的に購入される品目が多数含まれている。

物流に関連する要因では、トラックドライバーの時間外労働規制などによる輸送コストの上昇が顕著となっており、物流費を理由とする値上げは全体の81.8%を占めた。人件費の増加も45.1%に達し、いずれも前月から比率が拡大。同社は、こうしたサービス由来のコスト増が今後の値上げトレンドに大きく影響するとしており、年間累計の値上げ品目数は最大2万品目前後に達する可能性があると見込んでいる。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com