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英キーウィル、実行系SCMの印フォーソフトを買収

2013年10月9日 (水)

M&Aキーウィル・フォーソフトロゴ【インド・ハイデラバード、英国チェルムスフォード】サプライチェーンの実行向け複合一貫輸送やロジスティクス管理ソフトウエアを提供するキーウィルは8日、インド・ハイデラバードに本社を置くフォーソフトの買収を完了したと発表した。

これにより、キーウィルは売上高1億1000万ドル、100か国以上に7500社の顧客を持つこととなる。この中には世界的な物流企業のトップ10社すべてが含まれており、こうした顧客企業の物流プラットフォーム「キーウィル・ムーブ・プラットフォーム」を拡張、強化する。キーウィル・ムーブ・プラットフォームは、企業のコスト削減、変動性管理、ロジスティクス・バリューチェーン全体の可視性向上に役立つ仕組み。

キーウィルは、今回の買収で、特に「複合一貫輸送の領域に深い専門知識を持つ300人の従業員チームが所属するインドの有力なソフトウエア革新センターを獲得した」と強調。40-60%が自動作成される、フォーソフトの効率的な暗号作成「J2EEフレームワーク」の恩恵を受けることとなる。これらの組み合わせにより、同社は「生産性を向上させ、コストを削減し、品質を向上させる開発、品質保証能力が高まる」と期待している。

■キーウィルのボブ・ファレル社長兼CEOのコメント
「フォーソフトの買収はキーウィルによる戦略的な動きであり、わが社の顧客、パートナー、従業員、株主に巨大な価値を提供すると信じている。この買収によって今後数年間にわたって内部要因による成長をサポートし、顧客の変化に応じて新しいアプリケーション、機能性を敏速に市場に提供するのに必要なリソーシングとスキルの基礎を整備した」

■フランシスコ・パートナーズのディープ・シャーパートナーのコメント
「ボブ・ファレル氏とキーウェルのチームが複合一貫輸送ソフトウエア市場の2大プレーヤーを一緒にしたことを喜んでいる。この2つの企業の結合はキーウィルの主導的地位を強化し、市場の成長を加速し、顧客と市場に奉仕する同社の能力を保証する」

■フォーソフトのパレム・スリカント・レッディ会長兼マネジングディレクターのコメント
「キーウィルとフォーソフトの結合は、明白なリーダーであり、複合一貫輸送市場でソリューション提供の準備ができている世界的な企業をつくり出す。この取引は既存のフォーソフト顧客にも従業員にも安全な将来を提供する」