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アマゾン、配送ドライバーの安全教育を強化

2025年4月4日 (金)

国際アマゾン(アメリカ)は2日、配送ドライバーの安全性と成功を支えるため、独自の「ドライバーアカデミー」を全国的に展開していると発表した。このプログラムは、ドライバーが現場に出る前に3日間の集中トレーニングを受けるもので、運転技術や安全対策を徹底的に学ぶことができる。

(出所:アマゾン)

アマゾンは、「業界で最も安全な職場環境を提供する」という目標のもと、過去5年間で重大な怪我を伴う事故を34%削減する成果を上げている。2022年にコロラド州で初めて導入されたドライバーアカデミーは、双方向的で実践的な学習が安全性向上に大きく寄与することが確認され、その後全米へと拡大された。

24年第4四半期には、19か所のアカデミーで1万6000人以上の配送サービスパートナー(DSP)ドライバーがトレーニングを受講した。これにより、スピード違反が44.6%減少し、注意散漫運転が6.7%改善されるなど、安全性の大幅な向上が見られた。

トレーニングでは、従来型の教室学習に加え、VR(仮想現実)ヘッドセットや運転シミュレーター、模擬街並みを活用した実践的な教育が行われる。これにより、住宅地や集合住宅などさまざまな環境での配送シナリオを体験できる。また、「滑り・つまずき・転倒シミュレーター」では、安全ハーネスを装着しながら滑りやすい表面で歩行する練習も行われている。

さらに、アマゾンの電動配送車両(EV)の特性や操作方法についても学ぶ機会が提供されており、新しい技術への適応力も養われる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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