大和ハウス、中国に住宅用部材工場を開設

「宝業大和工業化住宅製造有限公司」工場外観

荷主大和ハウス工業グループと中国・宝業集団との合弁会社「宝業大和工業化住宅製造」は10日、軽量鉄骨の柱や梁、トラス、外壁パネル、屋根パネルといった低層工業化住宅部材の現地生産を開始する。大和ハウスが海外で住宅用部材の工場を開設するのは初めて。

合弁会社は、宝業集団（浙江省紹興市）と大和ハウスの現地法人が9月27日付で設立したもので、部材販売の第一弾として10月14日から、宝業集団国家住宅産業化基地・百年低炭素住宅科技モデル区向けに部材供給を行う。

14年1月からは、紹興市内の高級リゾート分譲地「会稽山四季園開発プロジェクト」向けに低層工業化住宅の部材を納入、14年9月には、宝業集団が開発する「芝塘湖開発プロジェクト」や政府、一般のデベロッパー向けにも低層工業化住宅の部材を販売していく。

■宝業大和工業化住宅製造有限公司の工場概要
商号：宝業大和工業化住宅製造有限公司
所在地：中国浙江省紹興市（宝業集団工業園区敷地内）
設立：2013年9月27日
事業内容：工業化住宅部材の製造、販売、施工･設計コンサルティング、研究･開発
従業員数：70人
資本金：1億元（16億円）
出資比率：大和房屋（中国）投資有限公司50％、宝業集団股份有限公司50％
専用工場面積：1万2350平方メートル
生産部材：軽量鉄骨の柱・梁、トラス、外壁パネル、屋根パネルなど
生産能力：年間140-200棟（300-350m2/棟）