サービス・商品NTTデータグループのコンサルティングファーム、クニエ(東京都千代田区)は3日、企業のサプライチェーンマネジメント(SCM)向けの新サービス「SCMデータインサイト・コンサルティング」の提供を開始したと発表した。企業のSCMに関する課題を定性、定量の両面から調査・分析し、SCM戦略や業務プロセスの改善を支援する。
同サービスでは、財務指標やSCMの業務KPIの定量的な改善を目的に、SCM部門が持つ問題・課題認識や内外環境認識などの定性的な情報と、SCMに関するビジネスデータを分析して、「SCM戦略」や「業務プロセス」、各種業務に関わる「基準値」の改善と適正化を支援する。
コンサルティングの手順としては、「フェーズ1」でインタビューなどを通してSCM部門の抱える問題・課題認識、現状の内外環境認識や業務プロセスなどの定性的な情報を把握し、問題がありそうな個所をいくつか仮説として設定。企業内のSCMに関するビジネスデータを用いて検証を行い、問題仮説の実証と特定を行う。
続く「フェーズ2」では、改めてインタビューを実施し、原因のいくつかを仮説として設定。仮説を実データで検証し、原因仮説の実証と特定を行う。
「フェーズ3」では解決策を立案し、実行する上での難易度やコストなどを検証して解決策を絞り込む。そして、「フェーズ4」で解決策のシミュレーションを実施し、財務指標やSCMの業務KPIを実際に改善できるかるかを検証し、解決策を決定する。
同社は「SCMに関する深い知見と高いデータ分析力を備えるコンサルタントが、インタビューやビジネスデータの分析を行い、問題と原因を特定、解決策を策定する。さらに財務指標やSCMの業務KPIに対し、期待できる効果を予測、評価・検証することで、より実効性の高い取り組みが可能になる」としている。
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