ロジスティクス北陸信越運輸局は11日、2024年度のトラック・物流Gメン活動の取り組み実績を発表した。
物流Gメンによる荷主などへの「働きかけ」を前年度の25件から106件に拡大。荷主訪問は88件実施し、新潟県や関東経済産業局と連携して2024年問題への理解と協力を求めた。トラック事業者の営業所などへの電話や訪問など1188件のプッシュ型の情報収集を実施したほか、トラックステーションや道の駅でドライバーに情報提供を呼びかけた。
また、3月に計20の運送事業者(新潟県5者、長野県5者、富山県5者、石川県5者)に対して実施した聞き取り調査では、「以前と比べて荷待ちや運賃面での改善が進んできているか」との問いに対し、18者が「はい」と回答した。一方で、「安定的・継続的に事業を行うために必要とする運賃水準に達していないか」という問いに対し、全20者が「はい」と答えている。さらに、「ドライバーを募集しても応募がない、応募があってもすぐに辞めてしまう」には18者が「はい」と回答し、「現在、自社における1番の課題は人手不足である」にも17者が「はい」と多かった。
物流Gメンは23年7月に創設され、トラック事業者の労働環境改善に向けて活動を展開。創設前は荷主などへの働きかけが2件だったが、制度開始後は大幅に増加した。
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