サービス・商品ドイツの物流システム開発会社、エアハルト・パートナー・グループ(Ehrhardt Partner Group、EPG)は、3月にドイツで開催された物流分野の国際見本市「LogiMAT(ロジマット) 2025」でリアルタイムAI翻訳ソフト「リディア・ライブ・トランスレーション(LYDIA Live Translation)」を発表した。

(出所:EPG)
物流や製造、保守、産業などの分野において、多国籍チームはすでに標準的な存在となっているものの、従業員同士が共通の言語を話すことができるとは限らず、効率や品質に影響を与えるコミュニケーションの問題が生じることがある。ピッキング作業においても、言語スキルの不足によって長期のトレーニング期間や調整コスト、ミスの増加などを発生する場合がある。
同機能の開発のきっかけとなったのは、ヨーロッパ最大のドラッグストアチェーンで同社の長年のパートナーであるロスマン(ROSSMANN、ドイツ)だったという。ロスマンではドイツ国内の11か所の拠点において88か国から来た4150人の従業員が働いており、コミュニケーションの課題が発生していた。
同社グループのリディア・ボイス(LYDIA Voice、英国)はこういった課題に取り組み、40以上の言語の対話をリアルタイムで翻訳するアシスタントとして機能するシステムを開発。同システムを使用すれば、直感的かつエラーの少ないコミュニケーションを可能にし、生産性の向上だけでなく従業員のモチベーション向上や、新たな専門人材の早期活躍にも貢献することができるという。
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