サービス・商品イームズロボティクス(福島県南相馬市)は16日、第二種型式認証を取得した国産ドローン「E6150TC」を用い、国道6号線上空でレベル3.5に該当する飛行を許可・承認なしで実施したと発表した。本取り組みは、内閣府地方創生推進事務局の「先端的サービスの開発・構築及び規制・制度改革に関する調査事業」に基づき、福島県と長崎県の連携「絆」特区において行われた。
実証飛行は2月末、南相馬市内にある高機能緊急着陸地点を活用し、安全確認オペレーションとして実施された。使用機体であるE6150TCは、航空法に準拠した第二種型式認証を取得しており、操縦者も二等無人航空機操縦者技能証明を保有。搭載カメラによる車両確認などにより、人や車の往来を把握した上で、安全性を担保した飛行が可能だ。
物流領域においても同機体は活用が期待されており、レベル4飛行によるオンデマンド配送の実現に向け、異なるリスク条件下での安全対策やリスクアセスメントの調査が進められている。同社は今後も、住宅地を含む広域でのエリア単位の許可取得を目指し、ドローン配送の社会実装に向けた課題の明確化を進める。
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