認証・表彰ACSL(東京都江戸川区)は13日、国内で初めて無人航空機(ドローン)のレベル4飛行(有人地帯での目視外飛行)に対応した第一種型式認証を取得したと発表した。国土交通省から同日、認証書が交付された。3月末までに日本初となるレベル4飛行を実施する予定で、今後は型式認証を取得したACSL式「PF2-CAT3」の第一種機体認証申請を進める。
発表によると、レベル4飛行では生活者の上空を飛行することを想定した機体開発が必要で、従来以上に安全な機体が求められる。PF2-CAT3は機体重量が5.5キロで、最大のペイロードは1キロ、離陸重量は9.8キロ。最高速度は水平で秒速10メートルで、航続時間は20分(最低離陸重量時)。補助安全装置としてパラシュートも搭載している。これまであらゆる環境下や条件での試験を行い、航空法に基づく安全基準と均一性基準に適合したと判断され、今回の認証取得に至った。
認証の次のステップに関しては、機体認証申請を実施する。特定飛行を目的とした無人機の強度や構造、性能について、設計・製造過程、現状が安全基準に適合するか検査を受ける。型式認証を受けた無人機は、機体認証の検査の全部または一部が省略されることがあるという。
鷲谷聡之社長は「社会インフラに革命を起こし、重労働で危険な業務を無人化していくという目標を実現するため、これからも安全、安心なドローンを開発し提供する」とコメントした。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com