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タマノイ酢、ニューヨークに事業所新設、情報発信担う

2010年12月13日 (月)

話題タマノイ酢は13日、世界に向けた情報発信拠点としてニューヨークに事業所を新設すると発表した。

 

世界で日本食需要が増加していることから、同社では海外事業部を設け、2009年に販路拡大を目的に海外市場へ本格参入を果たした。現在、上海・香港・シンガポールと3つの拠点を持ち、上海とシンガポールでは現地法人化して現地に密着した営業活動を行っている。

 

上海ではヤマト運輸と提携し、同社の商品を直接消費者に届ける”BtoC”の取引を実施。業績も好調で、出荷数も大きな伸びを見せている。当初は少数だった取引国も、現在は20か国以上に増加したが、「世界の情報の流れをリアルタイムに受取り、発信していくためには、今までの枠を超えた活動が要求される」と考え、新事業所のオープンを決めたもの。

 

ニューヨーク事業所は、これまで掲げてきた販路拡大目的とは異なり、全世界へ向けた情報発信拠点に位置付ける。また、商品の流通・販売だけではなく、海外企業との提携による新商品の開発、ヨーロッパ・アフリカ・南米などでの事業展開などを視野に入れ、世界中の企業とのネットワーク作りの中心となる拠点として運営する。今後は現地法人化も検討する。