山九、サウジに人材育成・設備メンテ拠点

拠点・施設山九は21日、サウジアラビア東部ジュベール工業団地内において、人材育成と設備メンテナンスを目的とした拠点「山九サウジアラビア メンテナンス&ヒューマンリソース・デベロプメントセンター」が10日に完成したと発表した。2022年にマレーシアに開設した拠点に続き、海外では2か所目となる人材育成施設となる。

▲山九サウジアラビア メンテナンス＆ヒューマンリソース・デベロプメントセンター（出所：山九）

同施設は敷地面積2万2095平方メートルで、3階建て事務所棟、鉄骨造のワークショップ棟4棟で構成される。うち1棟は研修機能を兼ねており、年間で1700人の研修生を受け入れる想定。同社は世界各国から人材を集め、熟練技術者の現場での作業を通じて実践的な教育を施すことで、グローバルな人材戦略の強化につなげる。

ワークショップでは、回転機や配管製缶など多様なプラント設備に対応し、日常・定期保全業務を屋内で行う体制を整備。天候など外部要因の影響を受けず安定したサービスを提供する。物流業務においても、熟練作業者の育成を通じて中東地域のプラント保全や建設、輸送支援での対応力の強化を図る。

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LOGISTICS TODAY編集部
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