山九サウジ、人材育成兼プラントメンテ拠点設立

国際山九は30日、サウジアラビア現地法人の山九サウジアラビアが2024年12月に、同国ジュベールの工業団地内に人材育成機能を備えたプラントメンテナンス拠点「山九サウジアラビア メンテナンス&ヒューマンリソース・デベロプメントセンター」を設立すると発表した。

▲「山九サウジアラビア メンテナンス&ヒューマンリソース・デベロプメントセンター」（出所：山九）

同センターは研修施設を備える事務所1棟と、技能習得や設備のメンテナンス・製作に対応できる作業場を完備したワークショップ4棟を含む。人材育成ではサウジアラビア人以外も対象とし、基礎教育、技術・技能教育、安全教育など実践的な教育を施す。将来的には、中東地域で2000人規模の施工体制を目指し、大型プロジェクトにも対応できる事業基盤の構築を図る。

ジュベール地域には多くの石油・石化プラントが集積することから、メンテナンスニーズの拡大が期待されており、ワークショップ棟で回転機や静機械、バルブのメンテナンス、配管製作、製缶などに対応し、現地のメンテナンスニーズを取り込む狙いがある。

山九は経営戦略において海外事業の拡大を掲げ、グローバルな人材戦略を遂行中。同センターと、昨年マレーシアに開設した東南アジアの人材育成拠点である「山九 テクニカルアカデミー」との人材の流動化も推進していく。

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LOGISTICS TODAY編集部
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