行政・団体鈴与シンワート(東京都港区)は22日、鈴与シンワ物流の運行管理システムリプレイスについてコンサルティングサービスを提供し、その結果を「運行管理システム導入・効果測定編」としてレポートした。
鈴与シンワ物流は、2024年6月に「AI・IoT等を活用した更なる輸送効率化推進事業費補助金」に応募。トンキロ(貨物の重量×輸送距離)による燃料削減効果5%を目標に掲げ、平均5.3%の改善を達成した。
当初は「輸送トンキロ」の概念が現場に浸透しておらず、アイドリングストップや燃費の良いルート選択など目先の燃費向上にこだわり、思うような結果が出なかった。しかし試行錯誤の末、輸送トンキロの測定効果は輸送距離の長さと荷量の多さに比例することに気づき、対象車両を長距離・大量荷物の配送先へ積極配車。動態管理システムによる渋滞回避や荷主との連携で空荷を減らすなど工夫した。
システム導入後は、ビッグデータを活用した配車計画や渋滞時の迂回ルート指示により、連続運転4時間超過がなくなった。また、管理者がリアルタイムで道路状況を把握できるようになり、大雪など悪天候時の対応も改善している。
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