産業・一般住友ゴム工業は14日、子会社のSRIタイヤトレーディングが、アジア、中近東、北米、欧州、中南米、アフリカ、大洋州市場向けのタイヤ輸出価格を最大15%引き上げると発表した。
対象はダンロップ、ファルケン、スミトモ、オーツブランドの乗用車用、小型トラック用、トラック・バス用、モーターサイクル用タイヤの輸出価格で、来年1月から価格改定を実施する。改定率は5%から10%、最大で15%程度の値上げとなる見込み。
天然ゴムが9月の史上最高値更新後も依然として高騰を続けているほか、その他の主要原材料価格も高値で推移しており、「生産性向上やコスト削減などの企業努力だけで吸収することは困難」として値上げに踏み切るもの。