荷主三菱自動車は7日、鴻海精密工業(台湾)傘下の鴻華先進科技(フォックストロン)と、フォックストロンが開発したEV(電気自動車)を三菱自動車にOEM供給することについての覚書を締結し、検討を進めると発表した。供給されるEVは、台湾の裕隆汽車製造(ユーロン・モーター)が生産を担当し、オセアニア地域で2026年後半から販売を開始する。
同モデルは、24年発表した豪州での30年に向けた商品計画に含まれており、EVとしての優れた走行性能やインフォテイメント機能を有し、オセアニア市場に最適と判断している。三菱自動車は、今回の協業により、電動化戦略を強化し、カーボンニュートラルの実現を目指す。また、アセアン地域でのハイブリッドモデル追加や、ルノーや日産とのOEM協業を通じて、グローバルな電動車ラインアップ拡大を推進する。
三菱自動車はプラグインハイブリッドEV「アウトランダーPHEV」の大幅改良や、アセアン地域で人気の「エクスパンダー」および「エクスフォース」にHEVモデルを追加するなど、環境対応を積極的に進めており、今回のフォックストロンとの協業は電動車戦略のさらなる推進に寄与し、オセアニア市場での競争力強化につながる。
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