財務・人事APモラー・マースク(デンマーク)が8日に発表した内容によると、2025年第1四半期の決算は、売上高が前年同期比7.8%増の133億2100万ドル、EBIT(利払い前・税引き前利益)が同7.08倍の12億5300万ドル、EBITDA(利払い前・税引き前、減価償却前利益)が70.4%増の27億1000万ドルだった。直近の2024年第四半期と比較すると減少したものの予想の範囲内であり、海上輸送における堅調な収益性、ロジスティクス&サービスにおける業務改善、ターミナルにおける取扱量の増加が牽引した。
部門別では海上輸送(オーシャン)部門は運賃の引き上げと安定した取扱量により、前年同期比で収益性が改善しEBITは7億4300万ドルとなった。2月に開設された新しい東西ネットワークは順調に導入されれば信頼性の向上とコスト効率の向上を実現できる見込み。ロジスティクス&サービス部門のEBITは改善し前年同期比4.1%となった。貨物管理サービスの売上高はプロジェクトロジスティクスが牽引し18%増加した。ターミナル事業は引き続き好調な業績を維持。自動化と稼働率向上によりコストを抑制した。
25年通期予想は据え置き、基礎EBITDAを60億-90億ドル、基礎EBITを0億-30億ドルとした。世界のコンテナ市場の数量成長率はマクロ経済および地政学的な不確実性の高まりを踏まえ、1%-4%のマイナス成長に修正した。紅海の混乱は年内を通して続くと予想する。
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