調査・データ大手海運のAPモラー・マースク(デンマーク)は10月31日、ことし第3四半期の業績を発表した。
発表よると、同社海運部門の牽引により事業全般が成長し、財務実績は前年を大幅に上回り、ロジスティクス・サービス部門、ターミナル部門も収益改善となった。コンテナ市場の需要が堅調で紅海情勢が継続していることから、同社は10月21日にことしのガイダンスを上方修正し、通年の基礎EBITを52-57億ドル(従来は30-50億ドル)と見込んでいる。
海運部門の収益性改善は、運賃上昇と輸送量のプラス成長によって推進され収益が41%増加。ロジスティクス・サービス部門は、ほとんどの製品で販売量が増加し、第3四半期の収益は前年同期比11%増、前四半期比7.2%増と好調な結果になった。収益性は回復を続け、EBITは2億ドルとなり、前年同期比6400万ドル増となった。
ターミナル部門は、特に北米で堅調な売上高成長を達成し、輸送量の増加、料金の改善、製品構成により、1回当たりの収益は四半期中過去最高を記録した。2022年第1四半期以来最高の4億2400万ドルのEBITDAを達成し、四半期を13.0%のROIC(LTM)で終えた。
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