財務・人事中央倉庫は12日、2025年3月期の決算を発表した。売上高は前年比5%増の278億4000万円、営業利益は同13.2%増の21億8900万円、最終利益は6.5%減の15億8800万円となった。
国内物流事業セグメントの売上高は前期比5.5%増の224億8400万円、セグメント利益は同15.8%増の25億6000万円だった。倉庫業は取扱い貨物量の増加により自社倉庫および再寄託先も含めた入出庫高、平均保管残高が増加。運送業はリサイクルペット樹脂などの物流取扱量の拡大が寄与したことや、機工部門(輸送付随業務など)での取扱い案件の増加により、取扱数量は通期で前期比1.7%増となった。
国際貨物事業セグメントの売上高は前期比3.3%増の51億9200万円、セグメント利益は同4.1%増の4億9800万円だった。通関業は中国経済の影響により日本企業の商材の輸出が低調となり輸出取扱数量が減少した。一方、汎用樹脂の輸入化が進んだことで、一部でペットボトル用の樹脂の国内リサイクル原料から輸入回帰の動きがあり輸入取扱数量は3.7%増加した。梱包業の取扱数量は連結子会社であるテスパックの取扱高が1.5%増加した。
26年3月期の通期予想は、売上高は2.4%増の285億円、営業利益は2.7%増の22億5000万円、最終利益は13.3%増の18億円を見込んだ。
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