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トレーディア決算、輸出好調で増収も最終減益

2025年5月13日 (火)

財務・人事トレーディアは13日、2025年3月期の決算を発表した。売上高は前年比10.9%増の166億4600万円、営業利益は同26.8%増の2億5300万円、最終利益は18.1%減の2億6700万円と増収最終減益だった。

輸出部門セグメントの売上高は前年比8.3%増の27億2300万円、セグメント利益は100万円(前年はセグメント損失5300万円)だった。食料品と機械機器製品が堅調に推移したものの、雑貨の取扱いが減少したことにより取扱量は微減となった。自社倉庫での取扱量は減少したものの、取扱件数が増加したため収益性が改善した。

輸入部門セグメントの売上高は前年比4%増の51億6600万円、セグメント損失が1600万円(前年はセグメント損失4300万円)だった。食料品、雑貨の取扱いが増加し、取扱量は前年同期比7.7%増だったものの、取扱件数は前年で微減となり自社倉庫での作業も減少したことが響いた。

国際部門セグメントの売上高は前年比16.6%増の85億8800万円、セグメント利益は同14.8%減の2億円だった。輸出はインド、東南アジア向けの資材や、半導体関連、複合機など、アジア発の三国間案件などにより取扱量が前年同期比23.2%増。円安により運賃水準も上昇し、営業収入も48.4%増となった。一方、輸入において取扱量は微増となり営業収入は9%増となったものの、日本国内の消費低迷の影響で他社との競争が激化したことから運賃調整を行い収益性の改善には至らなかった。

倉庫部門の売上高はは前年並の5400万円、営業利益は2.8%増の5100万円となった。

26年3月期の通期予想は、売上高は0.9%増の168億円、営業利益は26.3%増の3億2000万円、最終利益は4.6%減の2億8000万円とした。

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LOGISTICS TODAY編集部
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