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ヤマト、クール便常温仕分けで顧客に謝罪と報告

2013年10月31日 (木)

ロジスティクスヤマト運輸は10月31日、東京都内の複数の営業所で、保冷宅配サービス「クール宅急便」を常温下で仕分けていたことが判明した問題で、改めて利用者に対する「おわびとご報告」を掲載した。

それによると、同社はまず「仕分けルールの不徹底により、顧客からの信頼を裏切る結果を招きました。心から深くおわび申し上げます」と謝罪した上で、クール宅急便が引き受けから配達完了まで完全な保冷環境ではないこと、取扱上の社内ルールを定めていたが、「一部の営業所でルールが徹底されていない事実があった」ことを明かした。

事実の発覚を受けて、同社はクール宅急便を扱う全営業所を対象とした社内調査を実施し、この結果「現在はすべての営業所でルールが徹底されている」ことを報告。併せて、11月中に抜本的な再発防止策を策定し、「全社を挙げて再発防止と信頼回復に取り組む」と強調している。

クール宅急便は、一時的に外気に触れる時間を最短化するため「運搬用のコールドボックスごとの仕分け、積み込み時間を5分以内に完了させ、荷物は30秒以内に車両庫内やコンテナに積み込み、それ以上の時間外気に触れさせない」という社内ルールを定めて運用していた。