ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ヤマト、クール便常温仕分けで11月中に抜本策

2013年10月25日 (金)

話題ヤマト運輸ヤマトホールディングスとヤマト運輸は25日、クール宅急便の常温仕分けが東京都内の一部の営業所で発覚したことを受け、クール宅急便にかかわる全事業所の徹底調査を実施し、11月中に抜本的な対策を定めると発表した。

同社は、2011年12月に関西地区で発生したクール宅急便の外気温輸送を受け、クール宅急便品質向上推進室を設置し、品質管理をさらに徹底するために必要な設備、資材の拡充、ルールの徹底に取り組んできたが、都内で新たに常温下の仕分けが判明したことに対し「一部の営業所でルールを無視した仕分けが行われていた事実が判明したことは、誠に残念であり、再発防止策に不備があったと心から反省している」とコメント。

今回の事例について「クール宅急便は、営業所での仕分け時に一時的に外気温に触れるが、その時間を最小化するためのルールと手順を定めている。しかし、25日に報道された仕分け手順は、明らかにそのルールから逸脱している」と説明。

発覚を受けて、全営業所に緊急の実態調査を行った結果、一部にルール通り運用できていないおそれがある営業所があることが判明したため、同社はクール宅急便にかかわるすべての施設、営業所に対して再度ルールを徹底するとともに、さらに精度の高い調査を行った上、11月中に抜本的な対策を策定することを決めた。

これまで、クール宅急便を利用した顧客からの健康被害の申し出はない。